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黒い聖域

安岡久遠の小説「黒い聖域」


第一巻:本妙寺の変

第一巻:本妙寺の変
「要約」
森岡洋介、35歳。ITベンチャー企業『ウイニット』の起業に成功した、新進気鋭の経営者で資産家である。彼は辛い生い立ちを持ち、心に深い傷を負って生きて来た。その傷を癒し、再び生きる希望と活力を与えたのは、大学の四年間書生修行をした神村僧である。神村は、我が国最大級の仏教宗派『天真宗』の高僧で、京都大本山・本妙寺の執事長を務め、五十代にして、次期貫主の座に手の届くところにいる人物であった。ところが、本妙寺の現貫主が後継指名のないまま急逝してしまったため、後継者問題は、一転して泥沼の様相を呈し始めた。宗教の世界であればこそ、魑魅魍魎の暗闘が展開されることになったのである。森岡は大恩ある神村のため、智力を振り絞り、その財力を惜しみなく投じて謀を巡らし、神村擁立へ向け邁進する。しかし森岡の奮闘も、事態はしだいに混迷の色を深め、ついにはその矛先が森岡の身に……!続編『第二巻 裏切りの影』に続く。

第二巻:裏切りの影

第二巻:裏切りの影
「要約」
巨大仏教宗派『天真宗』の覇権を巡る争いは、ますます混迷の度を深めていた。ITベンチャー企業『ウイニット』社長・森岡洋介は、一度は凶刃に倒れたもの死地から生還し、次なる手段を講じていた。しかし、思いもよらない裏切りが森岡を襲う。裏切り者は誰か? 過去と現在が交錯し、さまざまな人々の思惑が駆け巡る。森岡は、どう決断するのか? 新たな手は何か? そして、森岡の宿願の第一歩が叶う日が来る……。続編『第三巻 修羅の道』近日公開。
 

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2013/11/20

サッカー日本代表:11月欧州遠征・ベルギー戦

Tweet ThisSend to Facebook | by:安岡久遠

サッカー日本代表:11月欧州遠征・ベルギー戦


まあまあ、すがすがしい朝を迎えた。このような朝は、2020東京五輪招致成功の朝以来だろうか。


まず、今朝のベルギー戦の条件を確認しておくべきだと思う。

ベルギーがコロンビア戦から中4日とW杯本番同様、休養十分なのに対して、日本はオランダ戦から中2日だということ。

ベルギーはホームでしかもコロンビア戦に0-2で敗戦しており、W杯の第一シード国としては2連敗はできないという状況だったということ。

夜の試合で会場は満員だったということ。

つまり、ベルギーは無様な試合はできないから、限りなく本気で臨むだろうし、日本は体力的な問題が浮上するということになる。


コンフェデ杯のときも書いたが、日本の最大の懸念はコンデションである。怪我は仕方がないが、体力面でどれだけ余力があるかに尽きる。身体能力に劣る日本は1対1に弱いため、数的優位を保つ必要がある。それを90分間持続させるためには無尽蔵のスタミナが必要となるわけで、したがって1にも2にも3にもコンディションが重要視されるのである。もっとも、今回の2戦は親善試合なので交代人数が多いわけだから、中2日といえども額面通りのハンディではないが・・・・。


さて試合だが、日本はメンバーを大幅に替えて来た。酒井宏と森重は高さ対策なのだろうが、連携的に香川、柿谷、川島は問題ないとしても、両酒井と森重は懸念されるという新たなハンディを加えてのスタートとなった。


序盤はほぼ互角だったが、15分にとんでもないミスから失点する。川島も飛び出しも軽率な判断ミスなら、酒井高の不注意も、敗戦であれば大戦犯ものだった。満員の大歓声の声に指示が聞こえなかったというのは言い訳にならない。後方を確認していない緩慢な動きだった。


その後は、フィジカルに任せたベルギーがやや攻勢だったが、日本も徐々に落ち着きを取り戻す。経験の足りないメンバーも慣れてきたのか、日本の攻撃にリズムが生まれ始めた。

そして、37分に柿谷のゴールが生まれた。得意の足元の技術ではなく、ヘディングというのが味噌だが、DFに挟まれながら上手く離れた柿谷の動きも秀逸なら、酒井宏のクロスも絶妙だった。


後半は遠藤と岡崎が入り、開始早々から優位に試合を進め、8分に本田、18分に岡崎のゴールが生まれる。本田は遠藤のパスから、相手DFを交わして何と右足でのゴールだった。代表選では初めて?らしい。岡崎は柿谷のダイレクトの浮き球を、岡崎が上手くコントロールショットしたものだった。日本の3点は、いずれも見事な流れからの得点であり、日本のレベルの高さを証明したものだ。


この試合で柿谷が1G1Aと、オランダ戦の大迫の活躍に匹敵する働きを見せたことで、この二人の切磋琢磨はさらなるレベルの向上に繋がることが期待できる。また、チームとしては、この2戦、メンバーが入れ替わっても、連携に支障が少なく、一定のレベルを保つことに成功し、全体の層を厚くしたのが最大の収穫だろう。なにせ、インテルの長友、シャルケの内田という両SBを温存してこの内容なのである。


3-1となってからの残りの30分だが、日本にとっては逃げ切り、そしてダメ押しのカウンターからの一発を狙いという、願ってもないシチュエーションとなった。ベルギーは次第に日本の弱点である高さを狙った攻撃を仕掛けてくる。これは当然のことで、W杯本番でも十分考えられることだ。


CKから1失点したが、何とか逃げ切って3-2で勝利となった。このベルギー戦、先のオランダ戦ほど内容的に圧倒したわけではなかったが、冒頭の条件からすれば十分に価値のあるものである。しかも勝ち切ったというところに意味がある。

冒頭で、『まあまあ~』と断りを入れたのは、高望みだとわかっていながらも、できれば3-1以降を無失点に抑え、逆にカウンターからダメ押しの点を入れ、4-1のスコアで終われば、95点だったという思いからだ(-5点は失点のシーン)。これはさすがに欲張りすぎで、今日の試合は85点は付けられる。(セルジオ越後氏なら、65点ぐらいか…笑)


11月の欧州遠征は実りの多いものとなった。10月のセルビア、ベラルーシ戦がなんだったのか思えるくらいだ。ただ、前にも書いたが、10月は日本のバイオリズムが底辺にあったのではないかということと、贅沢なのかもしれないが、この両国では日本選手のモチベーションが上がらなかったということもあったのかもしれない。対してオランダ、ベルギーは相手にとって不足なしという要素もあったと思われる。

ただ、4試合とも先制されたというのはいただけない。まあ、0-2から追いついたオランダ戦、0-1から逆転勝利したベルギー戦は日本の底力を証明した形にはなったが・・・・。


ただ一つだけ忘れてはいけないのは、親善試合は互いに自分たちの良いところを出そうとするサッカーだが、W杯本番は相手の良いところを消すサッカーをするということである。日本の良いところ、つまりパス交換を封じるようなプレスを掛けられたとき、それを掻い潜ってパスサッカーができるかどうかだろう。

さて、そのW杯本番だが、12月6日にドローが行われるのだが、今回はいわゆる強豪と言われ続けて来たイタリア、イングランド、オランダ、フランスといったビッグネームに代わり、ベルギー、スイス、、ウルグアイ、コロンビア(実力がないと言っているのではなく、あくまでもネームバリューのこと)が第シードになる。


ということは、日本はブラジル、オランダ、ガーナという最悪の組み合わせになる可能性と、スイス、アルジェリア、ギリシャという最高(失礼)の組み合わせになる可能性があるということになる。当然、日本と同じポットに入る他のアジアの国々、北中米の国々も同様であり、ブジル大会はこれまでにも増して組み合わせの妙が大きく影響する大会となりそうだ。


第一シードに入るのには、それなりの実力があるわけで、上記の4カ国が弱いというわけではないが、それでも名前に臆するということはなくなるし、4カ国のうちウルグアイ以外は、大きな大会では何というか、試合運びの安定感に欠けるという気もする。つまり、実力を発揮できないままあっさり敗退してしまう危惧がある。


最後に、このオランダ、ベルギー戦の結果と内容に対して、ケチばかりをを付けるような記事があれば、それはもう反日本サッカーというしかないだろう。所詮親善試合だ、などと宣う輩がいれば、そいつはたかが親善試合のはずのセルビア、ベラルーシ戦を酷評しているはずだ。同じ親善試合なのに、負ければ酷評し、勝てば(善戦すれば)、相手が本気ではないなどと評する奴は、日本サッカーを貶すことだけが目的の輩である。

その心積もりで記事を目にしよう。




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