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黒い聖域

安岡久遠の小説「黒い聖域」


第一巻:本妙寺の変

第一巻:本妙寺の変
「要約」
森岡洋介、35歳。ITベンチャー企業『ウイニット』の起業に成功した、新進気鋭の経営者で資産家である。彼は辛い生い立ちを持ち、心に深い傷を負って生きて来た。その傷を癒し、再び生きる希望と活力を与えたのは、大学の四年間書生修行をした神村僧である。神村は、我が国最大級の仏教宗派『天真宗』の高僧で、京都大本山・本妙寺の執事長を務め、五十代にして、次期貫主の座に手の届くところにいる人物であった。ところが、本妙寺の現貫主が後継指名のないまま急逝してしまったため、後継者問題は、一転して泥沼の様相を呈し始めた。宗教の世界であればこそ、魑魅魍魎の暗闘が展開されることになったのである。森岡は大恩ある神村のため、智力を振り絞り、その財力を惜しみなく投じて謀を巡らし、神村擁立へ向け邁進する。しかし森岡の奮闘も、事態はしだいに混迷の色を深め、ついにはその矛先が森岡の身に……!続編『第二巻 裏切りの影』に続く。

第二巻:裏切りの影

第二巻:裏切りの影
「要約」
巨大仏教宗派『天真宗』の覇権を巡る争いは、ますます混迷の度を深めていた。ITベンチャー企業『ウイニット』社長・森岡洋介は、一度は凶刃に倒れたもの死地から生還し、次なる手段を講じていた。しかし、思いもよらない裏切りが森岡を襲う。裏切り者は誰か? 過去と現在が交錯し、さまざまな人々の思惑が駆け巡る。森岡は、どう決断するのか? 新たな手は何か? そして、森岡の宿願の第一歩が叶う日が来る……。続編『第三巻 修羅の道』近日公開。
 

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2013/05/31

日本の正義と世界の信用2

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『日本の正義と世界の信用2』

 

憲法改正や核武装に反対する勢力はその理由として、決まって、

『世界に類のない平和憲法を持つ我が国の信用』

『唯一の被爆国である我が国が戦後営々と取り組んできた平和・非核化への評価』

が失墜すると金科玉条のように主張します。

 

一見、正論のように聞こえます。

しかし、私は本当に世界は日本を信用あるいは評価しているだろうかという疑問を感じています。日本が信用や評価の利益を具体的に享受した実例を知らないからです。むろん、例えば国際会議などでは、言葉による称賛を耳にすることが多々ありますので、それなりの信用なり評価はあるのでしょうが、ではそれらが具体的な国益に反映したことがあるのでしょうか。

 

私には『平和憲法』も『非核三原則』も、反日勢力が日本の政治大国化への足枷として利用しているに過ぎないと思えてなりません。私がそう思う理由を一つ挙げます。

 

現在、横浜における『第五回アフリカ開発会議』のため、約40カ国のアフリカ諸国の首脳が来日しています。その場で日本は基金を5年で5,000億円に増額することを表明するそうです。これは、近年アフリカに攻勢を掛けている中国に対抗するためとも言われています。

 

そもそも、アフリカに支援したのは日本が先です。始めたのは、政権の成り立ちが胡散臭かったため国民の人気が低かった森元首相です。ところが、急速な経済成長を成し遂げ、なおも持続的な経済発展をのために、アフリカの資源に狙いを付けた中国が日本を上回る資金を投下し、アフリカ諸国の関心を引きました。

 

もとより、日本と中国の支援の形態は大きく異なります。中国の場合は巨額の資金を投下するものの、引換に資源の採掘権を要求しますし、大量の中国人が移住し開発に従事するため、現地人が職に付けるのは少数です。対して,日本は現地人の技術教育を行うなど、育成型支援が中心です。

 

その国にとっては日本の支援の方が遥かに有益であるにもかかわらず、アフリカ諸国は日本ではなく中国を選択した事例があります。それは、日本が国連の常任理事国を目指して世界各国に支持を求めたときのことです。アフリカ諸国は中国の意向の下、日本の常任理事国入りに反対しました。結局、肝心のアメリカが反対したため、常任国入りは頓挫しましたが、いずれにせよ日本の信用、評価などその程度だということです。日本の誠実な支援も中国の金の高の前には、屈したということです。

 

今日のあるテレビ番組でも、政治評論家の森田実氏が、橋下氏の慰安婦発言騒動について、

『日本という国の品格、政治家の品位が落ちた。世界はそう見ているので鎮静化した方が良い』

と発言しました。発言の評価、また彼の言う『世界』は具体的にどの国なのかは別として(おそらく戦勝国でしょう)、その『品位』とか『品格』なるものも、私は何のなのだ?と言いたい。国際政治でそのようなものが本当に必要なのでしょうか。影響するのでしょうか?

 

私はほとんど無いと思っています。戦後、日本ほど世界に貢献した国はそうないでしょう。

一番とは言いませんが、それこそ称賛に値すると思います。しかるに国連での発言力は増したでしょうか?否です。では、さらに何年、何十年同じような貢献をすれば、発言力は増すのでしょうか? 残念ながら、今のままでは永久に無いと言わざるを得ません。

 

たとえば、中国の振る舞いは品位があるのでしょうか? 

ないでしょう。それでも、中国は世界の政治舞台で主役を張っています。戦勝国だからでしょうか。それもありますが、経済市場の魅力があるからでしょう・・・・それも、もうすぐ終了するでしょうが・・・・また当然のことながら、背景にある軍事力も関係しているでしょう。

 

どちらにしても、世界の政治舞台では品位、品格など必要ないのです。いや、必要であってもそれは最優先のものではなく、経済力、軍事力の付随的なものに留まるのではないでしょうか。所詮、信頼とか信用、誠実、品位、品格などといった美名は、その程度だということです。

 

しかるに、国内の反日・左翼分子は、日本の足枷として『世界の信用』を持ち出し、世界は世界で日本を従順な『スポンサー』のままにしておきたい。両者には、実に都合の良い関係性が成り立っているのです。

 

 

 


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