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黒い聖域

安岡久遠の小説「黒い聖域」


第一巻:本妙寺の変

第一巻:本妙寺の変
「要約」
森岡洋介、35歳。ITベンチャー企業『ウイニット』の起業に成功した、新進気鋭の経営者で資産家である。彼は辛い生い立ちを持ち、心に深い傷を負って生きて来た。その傷を癒し、再び生きる希望と活力を与えたのは、大学の四年間書生修行をした神村僧である。神村は、我が国最大級の仏教宗派『天真宗』の高僧で、京都大本山・本妙寺の執事長を務め、五十代にして、次期貫主の座に手の届くところにいる人物であった。ところが、本妙寺の現貫主が後継指名のないまま急逝してしまったため、後継者問題は、一転して泥沼の様相を呈し始めた。宗教の世界であればこそ、魑魅魍魎の暗闘が展開されることになったのである。森岡は大恩ある神村のため、智力を振り絞り、その財力を惜しみなく投じて謀を巡らし、神村擁立へ向け邁進する。しかし森岡の奮闘も、事態はしだいに混迷の色を深め、ついにはその矛先が森岡の身に……!続編『第二巻 裏切りの影』に続く。

第二巻:裏切りの影

第二巻:裏切りの影
「要約」
巨大仏教宗派『天真宗』の覇権を巡る争いは、ますます混迷の度を深めていた。ITベンチャー企業『ウイニット』社長・森岡洋介は、一度は凶刃に倒れたもの死地から生還し、次なる手段を講じていた。しかし、思いもよらない裏切りが森岡を襲う。裏切り者は誰か? 過去と現在が交錯し、さまざまな人々の思惑が駆け巡る。森岡は、どう決断するのか? 新たな手は何か? そして、森岡の宿願の第一歩が叶う日が来る……。続編『第三巻 修羅の道』近日公開。
 

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2014/06/25

サッカーブラジルW杯・コロンビア戦・戦評

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「妥当な結果、的外れな批判と今後の強化策」

 

第三戦のコロンビア戦は1-4で敗れ、日本はGリーグで敗退した。副題の『妥当』というのはGリーグ敗退の事ではない。あくまでも、対コロンビア戦の結果である。リスクを冒して勝ちに行けば、失点する可能性も高くなるわけで、とくに3点目と4点目は度外視して良い。これを結果だけを見て大敗と批判するのは的外れである。

 

前回で予想した通り、コロンビアは8人もメンバーを替えて臨んで来た。そして、まずは守備を固め、カウンター狙いだったが、これも予想通りだった。今野のPK献上による失、点も,私にすればある意味、想定内で、むしろ却って戦い易くなったと思った。なぜなら、これで大会前の日本の試合運びと同じになったからである。つまり、前半の早い時期に失点し、追う展開である。

 

コロンビアは強豪だが、8人もメンバーを替えてきているし、戦術も引いて守ってカウンター狙い、しかもモチベーションも多少は落ちているはずである。となれば、親善試合でのオランダ、ベルギー、コスタリカ、ザンビアと同程度の力関係になったのではないかと期待が湧いてきていた。

 

ところが、同点にした時間帯が悪かった。おそらく、解説者や芸能人たちは、前半で同点にできて良かったというだろうが、そこが私と違うところである。たぶん、早い段階で同点にできたから、そこからもう一点という観点なのだろうが、私の見る目は少し違うのだ。たとえば、前半26分、香川がゴールを決めていれば、それが最良だった。香川が本調子ならば、決めることができたと思うが、きちんとボールを捉えることができず、弱いシュートになってしまった。あれを、たとえば向かってゴール左上隅に叩き込めるか否かが、世界のトッププレイヤーとの差である。

 

後半に同点にできたという前提で言えば、前半終了間際であれば、むしろ前半は0-1で終了した方が良かったと思っている。なぜなら、同点でもここで流れが一旦切れるからである。もし香川が同点にしていれば、日本は前半の残り時間を勢いに乗ったまま戦えたはずである。コロンビアも攻勢に出るだろうが、試合中の流れを変えるは容易ではない。だが、同点後すぐにハーフタイムでリセットされ、流れが止まってしまった。

 

もし、0-1で後半に入っていれば、コロンビアは1点取った後の試合運びをそのまま続けたであろう。その方が日本は戦い易かったはずである。ところが、同点にされ戦前と同じシチュエーションになったコロンビアにすれば、戦術的にも精神的にも元に戻して臨むことになった。つまり、また1点を取りに行って、取れたら守ってカウンター狙いである。一方で、日本も一息ついてしまうことになってしまった。いくら、モチベーションを保とうとしても無理である。

 

はたして、後半10分位に失点してしまった。これは、0-1で後半戦に入ったのと、1点差ということでは同じだが、精神的には全く違う。「折角追いついたのに~」というネガティブな気持ちがどうしても出ざるを得ない。日本人には特にである。岡崎のゴールが後半の15分ぐらいであれば、日本は残り30分あまりを勢いが付いたまま攻勢に出れる可能性が高かった。むろん、コロンビアも攻勢に出るだろうが、上記したように、試合中に流れを変えるというのは、よほどの力を必要とするので、日本は互角に戦えたと思っている。

 

そういう意味では、後半20分の内田のクロスを大久保が浮かしてしまったシーンが悔やまれる。もう半歩、もう1足前に出ていれば、決められていただろうし、そうなれば日本の勝つチャンスも生まれていたと思う。その半歩も世界との差ではあるが・・・・・。結局、せっかくモチベーションを保ったギリシャが奮闘して勝ってくれたのに、日本が情けなかったという結果に終わってしまった。もっとも、この時点で~たら、~ればなどと言っているようではお終いではある。今大会のコロンビアとの力関係からすれば、たぶん、どのような状況になっていたとしても、日本の引き分け以下は確定的だったと思う。

 

さて、Gリーグ敗退を受けて、日本ではこれから敗戦の分析や批判が噴出することになるだろう。闘う気持ちが感じられなかった、といった精神論から、決定力がない、最後のアイデアに乏しい、横パスばかりで相手は怖くない、勝負する勇気がないなど、素人の私でも言える批判に終止し、結局は監督の采配、選手のせいにしてお茶を濁すことになると思う。たしかに、ザッケローニ監督の采配には問題が有ったと思う。選手起用についてはコンディションの問題もあるので問わないが、終盤のパワープレイは疑問が残った。ハーフナーや豊田を選ばなかった時点でパワープレイは捨てたはずである。

 

だが、それでも監督批判をするのは良いが、監督を選んだのは協会だから、同時に協会の幹部を批判も忘れないで欲しい。というのも、そもそもが監督選考に問題があるのではないかと思っているのだ。98年のフランス大会は、加茂監督の解任劇があったので、コーチの岡田監督で仕方がなかったが、2002年はなぜトルシエだったのか。トルシエは代表監督の経験はあったが、W杯の経験は無かった。ベンゲル監督に要請したが、断られ、彼の推薦でトルシエに決めたということらしいが、あまりに短絡的ではないか。チームはベスト16に進んだが、トルコ戦では疑問符が付く采配があった。決勝T進出はホームアドバンテージが大きく、彼の手腕ではない。(U-20W杯準優勝は彼の貢献が大である)

 

韓国がヒディングという名将を擁してベスト4に進出したことを思えば、日本も監督次第で少し上まで行けたと思う。たしかに、韓国のベスト4は、FIFA技術委員会?、ブラッター会長が韓国の審判買収を示唆し、近頃、当時のサッカー協会会長・チョンモンジュンがそれを認める発言したことからも、八百長は間違いないところだが、それでもヒディングの手腕がなければベスト4までは進めなかっただろう。

 

ドイツ大会は、今度は代表監督未経験のジーコを選んでしまった。鹿島での日本サッカー界に対する貢献、選手としての実績は申し分なかったとはいえ、未経験監督とはいかがなものだろうか。これは川渕三郎名誉会長の鶴の一声だったというが、これも首を傾げる判断である。南ア大会になってようやく、オシム監督という世界的評価の高い監督を招聘することができたが、残念ながら病魔に倒れてしまった。そこで、監督になったのが、有事に強い岡田監督である。結果は、アウェーの地での初勝利、初決勝T進出という快挙を成し遂げた。

 

満を持しての監督がザッケローニ監督だったのだが、これまた代表監督未経験者だった。イタリアの名門クラブを指揮して結果を出していたとはいえ、これまたなぜ代表監督未経験者だったのか。もちろん、日本側が意中の監督に依頼しても、断られれば仕方がないのかもしれないが、それば選考下手、交渉下手ともいえるのではないだろうか。そのような担当者を選んだ協会側にも少なからず責任はあると思う。今回こそ、W杯の経験豊富な、できれば結果を出している監督と契約して欲しいものである。

 

だが、解説者と言われる人たちに協会批判は無理な相談であろう。なぜなら、芸能界で生きる決心をした者ならば別だが、彼らは一様に協会の庇護の下で生きるしかないからで

ある。協会の役員や各カテゴリーの監督、またJリーグクラブの監督になりたい彼らが協会の批判などできようもない。まあ、遠慮がないのはセルジオ越後氏ぐらいだろう。

 

そのセルジオ越後にしても、中田、中山、沢登、都並、北澤、城、福田、中西、小倉、はたまた山本、早野、宮沢ら(敬称略)にしても、今後の対策を問われても、最後は個を磨くしかないとか、子供の頃からの育成が重要といった抽象的なことしか言えないだろう。彼らに具体的な打開策があるとは思えない。いかにも無責任だとは思うが、それには目を瞑るとして、ならば今の日本代表のサッカーを否定するような的外れな批判をすることだけは止めて欲しい。日本の目指すサッカーは間違ってはいないのだから。

 

さて、今後の強化策となるとちょっと難しい。強化と言っても、個とチームに分かれるからである。

個の強化策は、基本的には今のままで良いと思う。Jリーグの発展、強化、ユースレベルを向上させ、なるべく多くの選手が欧州に移籍する。

 

1.たとえば今の3倍の60名ぐらいの選手が欧州のクラブに在籍する。

 

2.そのうち6大リーグすなわち、イングランド、スペイン、ドイツ、イタリア、ポルトガル、フランスの各リーグのクラブに、40名ほど所属し、そのうち25名がレギュラー。

 

3.40名のうち、10名がいわゆるビッグクラブ、10名が6大リーグの中でも欧州CLに出場するクラブの合わせて20名が所属し、そのうち10名がレギュラー。

 

4.20名のうち10名が欧州CLの決勝Tに進出するクラブに所属し、そのうち6名がレギュラー。 

 

5.10名のうち、5名が欧州CLのベスト4に進出するクラブに所属し、そのうち3名がレギュラー。

最低でも、これぐらいの選手を輩出するのが目標となる。

 

ポジション別では、前にも書いたが、強力なFW、高くて速くて上手いCB、身体能力の高いGK、そして無尽蔵のスタミナを持つボランチの出現を願う。4年後を考えると、内田が代表引退をほのめかしたので、代わりは現在では酒井宏樹と酒井高徳が双璧となる。

とくに高徳は、一時ドイツ代表に選出か、とまで評価された選手であるから、努力次第では内田を超えられるのではないだろうか。本田、長友、岡崎の去就はわからないが、とくに長友は気になる。

 

強力なFWだが、代表経験者でいえば大迫、ハーフナー・マイク、豊田(年齢は問題だが)ぐらいしか浮かばない。柿谷、原口、山田、宇佐美、斎藤、南野、工藤、田中らはあくまでも2列目の選手と考える。彼らの誰かが、トップに入るようでは、心もとないと言わざるを得ない。まずは、大迫がドイツでどれだけ成長できるか。とりあえず岡崎を超えることが最低の目標となる。そして20ゴールぐらい得点できるようにならなければ、W杯では通用しない。ハーフナの足元が上手くなれば、ポストプレイヤーとして使えることになるが・・・・・。前にも書いたが、ブラジル代表のフッキのような選手を帰化させるのも妙手である。

 

CBは光がないでもない。まずは、吉田が成長することが一番手っ取り早い。189cmの高さは申し分ないので、あとはスピードを磨いて欲しい。50メートルの速さは必要ない。15メートルから20メートルの速さを身につけて欲しい。これは瞬発力と判断の速さと、位置取りで対処できる。おそらく、森重(183cm)と塩谷(182cm)あたりがレギュラー候補になるだろうが、私的にはU-17W杯で8強に入ったメンバーの岩波と植田の二人に期待したい。

 

岩波は身長186cm。欧州では低い方だが、日本人からすれば合格である。足元が上手く、後方から決定的なパスを出すことができる。植田も185cmあり、こちらは身体能力が高く、スピードもある。ただ、経験が物を言うDFだけに共に20歳という若さがどうだろうか。8年後であれば、ハーフナー・ニッキを加えた三人のCBは盤石となるが。

少々未熟でも新監督が目を瞑って使い続けてくれれば、4年後でも物になるような気がしないでもない。

 

GKは日本人では無理である。起死回生としては、FWと同じで帰化しかない。

ボランチは山口が期待通りに成長する可能性が高い。そうなれば、長谷部の上を行くことになるだろう。ゲームメーカーという意味で、遠藤の代わりは今のところ柴崎しかいないと思う。他には扇原、長谷川・アーリア(ボランチで)、茨田あたりが候補となるが、彼らに成長が無ければ、細貝ということになる。

 

 

さて、これでも世界のトップレベルにはなれない。チームとしての強化が未熟だからである。今回の代表メンバーを見れば、Gリーグを最下位で敗退するようなチームではない。だが、現実は敗退してしまった。なぜか? チームとしての経験値が圧倒的に足りないのである。これもまた前回にも書いたが、アジアでは無双できる。親善試合であれば、強豪国にも通用する。だが、W杯本番は全く違う次元の試合なのだ。

 

チームでの真剣勝負の経験値を積むことは非常に難しい。大きなプレッシャーの圧し掛かる試合となれば、厳密に言えば、W杯アジア最終予選の8試合だけである。2次予選とアジア杯は、日本はそこまで精神的に追い詰められることはない。4年間でたった8試合しかないのである。どうやって経験値を積めというのか。

 

そこで、私が具体的な強化方法を献策したい。10年前から、度々他のブログサイトに投稿し、このブログサイトでもかつて取り上げた案を再度提案する。それは、

 

『アジア連盟から脱退し、南米連盟に加入を目指す』

である。

本心を言えば、欧州連盟の方が良いが、いくらなんでもこれには理がない。南米連盟加入でも荒唐無稽に思われるかもしれないが、日本代表の強化策としてはこれしかないと思っている。(あくまでも日本代表がW杯で優勝したいのであれば、という前提である)これが実現すれば、真剣勝負の試合が、W杯予選で20試合、南米選手権で最低3試合の、合計23試合に、一気に約3倍に増える。これ以上ない強化策だろう。

 

私は、10年前から、

『日本は遠からずアジア1強になる。それも頭2つ,3つは抜け出る。だが、それ以上は伸びない』と言い続けて来た。そして、今まさに日本はアジア1強になったが、今回のW杯では散々な結果に終わった。アジアは、他の大陸に比べてかなりレベルが低い。その小山の頂点に立っても、どうしようもないのである。つまり、アジアのレベルが上がらないと、これ以上日本のレベルも上がらないのだが、では今後アジアのレベルが飛躍的に上がる可能性があるかと言えば、断固NOである。

 

ちなみに、日本はアジアでも苦杯を舐めているではないか、という人もいるかもしれないが、それは的外れである。日本が苦杯を舐めているのは実力ではない。他の要因、アジア特有の気候、偏った笛、劣悪なピッチ、環境など、W杯本番とは無関係の要因(そういう条件も含めて実力なのだという意見には同意しない)に苦しんでいるだけである。これらを経験しても選手及びチーム強化は最小である。たとえば、中立国の整った環境下で戦ったときの実力はどうかと言えば、日本が抜きんでているのは明白だろう。

 

さて、肝心のアジアのレベルについてだが、今後三十年に限って見れば、

まず韓国。相変わらずの縦ポンサッカーで、偶然に期待するサッカーではどうしようもない。加えて、国内スポーツには八百長が蔓延り、競技レベルの向上は期待できない。

次に中国。これも十五年前ぐらいから、中国脅威論なるものが吹聴されたが、私は一貫して中国は強くならないと反論してきた。そして、現実に中国は強くなっていない。むしろ、日本との差は広がっている。クラブレベルでは広州恒大がアジアCLを制するなどしているが、ほとんど外国人選手の能力の高さによるもので、中国人選手のレベルが上がっているわけではない。また、中国も八百長が蔓延していて、選手のモチベーションも低い。さらに言えば、バブル崩壊、共産党一党独裁の崩壊という政治経済リスクも高い。

 

中東諸国の、オイルマネーによる強化を言う者もいるが、私はこれにも賛同しない。ある一定程度のレベルまでには強化されるだろうが、継続性という意味では、競技人国を増やすという草の根的な運動の上になっていなければ脆弱である。また、中東諸国は「民主化の流れ」という大きな爆弾を抱えている。民主化自体は良いことだが、国内が一時混乱に陥るのは、エジプトを見れば一目瞭然である。イラン、イラク、サウジ、クウェート、UAE、オマーン、ヨルダン等々に過度の期待はできない。

 

豪州はどうだろうか。一時はプレミアリーグに優秀な選手が多く輩出したが、世代交代に失敗し、低迷期に入っている。そもそも、この国はラグビーとクリケットが人気の国で、サッカーがメインプレイヤーになるとは思えない。その点は、野球のある日本も同じだが、両国を比すれば人口と経済力が決定的に違う。ウズベキスタンなどの台頭国に過度の期待をするのも禁物である。

 

結局のところ、アジアの未来は限りなく暗いのである。日本はそのようなアジアの枠の中に居続けるつもりなのか。なぜ、アジアに拘らなければならないのか、私にはそれが理解できないのだ。足を引っ張られるだけなのに、お荷物だらけなのに、日本は人が良すぎるのではないか。

 

私は、日本が本気で交渉すれば、南米連盟に加入できると思っている。豪州がアジアに編入されたのだ。同じく海を隔てただけの南米連盟加入に問題はないだろう。南米連盟もまた条件次第で受け入れると思う。元々、親日国が多いし、11年と15年の南米選手権に招待されるなど(二回とも辞退)、日本サッカーに対する一定の評価もある。ただ、予選時のアウェー試合が日本までの長距離移動となるので難色を示すことも考えられるが、それは日本サッカー協会が南米連盟に寄付するなり、日本企業のスポンサーを紹介するなりすればよい。チャーター機の費用を入れても1か国あたり1億円もあれば十分だ。4年間で10億である。たいした額ではない。クラブ選手権の方も同様で対処すればよい。しかも、そう遠からず技術革新により、フライト時間は大幅に短縮されるだろう。

 

ただ、アジアにおける日本はレベル維持、商業マーケットの点で最重要国である。日本の抜けたアジアなど、蝉の抜け殻のようなものであろう。豪州も連れて南米連盟に加盟すれば、ますますそれが加速する。今後三十年間、日本以外にアジアのサッカーをリードできる国はないのである。したがって、FIFAもAFCも日本がアジアから抜けるのは認めないかもしれないが、そこを粘り強く交渉してもらいたい。また、日本がアジア連盟から脱退するかもしれないというニュースは、アジア各国に衝撃を与え、これまでのように日本を蔑ろにはできなくなるはずである。それだけでも効果は大きい。

 

また、女子の方は少なからず問題があるかもしれない。日本が前回のW杯で優勝できたのは、アジアのレベルが高かったお蔭である。アジアは中国と北朝鮮のお蔭で、他大陸よりレベルが高かった。そのアジアで切磋琢磨できたことにより、日本は強くなったのである。それが、南米となればブラジル以外はややレベルが下がる。といっても、やがて南米もレベルアップするだろうから、問題は一時の事だと思われる。

 

結局のところ、問題は日本サッカー協会の意志だけだと私は思う。日本が南米連盟に加盟すれば、W杯に出場できないこともあるだろうが、それこそが最大の強化に繋がるのである。南ア大会ベスト8のパラグアイが、今回は南米予選敗退である。4大会ぶりに本大会出場のコロンビアがこの強さである。つまり、南米予選を勝ち抜けさえすれば、かなりの高確率でベスト16以上が望めるのである。これほど、モチベーションを高く保てる事実もないであろう。しかも、4年間で必ず、ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、チリ、パラグアイ、コロンビアと真剣勝負が2試合以上(南米選手権を含む)観られるのである。サッカーファンにとっては無上の喜びではないだろうか。

 

外交でもそうだが(この場合は東アジア)、日本はそろそろアジアという呪縛から解放されても良いのではないか。あれほどグローバル化、グローバル化と声高に言っているのだ。サッカー協会が先陣を切って、脱アジアを目指しても文句は言えないと思うのだが、如何に?

 

 


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